1. 保育士資格を目指した理由やきっかけを教えてください。
子育てを経験し、子どもに対する考え方、見方が変わりました。
それにより、子どもと関わる仕事がしてみたい、と思ったのですが、資格が無いと働き先が少ないと思い、取得方法を調べたことがきっかけです。
また、自分が預ける側として保育園や幼稚園にお世話になり、保育士さんへの尊敬、感謝の気持ちが生まれたことにより、同じように働くお母さん達の助けになる仕事がしたいと思うようになりました。
働き方としても、非常勤の保育士であれば勤務時間が遅くなりすぎないシフトで働くことが出来るのではないかと考え、取得に踏み切りました。
資格職のため、取得出来れば今後の転職にも活かせますので、始めるなら少しでも早い方がいいと思い、決心してからはすぐに勉強に取りかかりました。
2. 資格取得にむけて、どんな勉強の仕方をしていましたか。これから取得される方の参考に教えてください。
通信講座に申し込み、テキストを一通り学んだ後、とにかく過去問を繰り返し解きました。
一発合格を目指していませんでしたので、科目を2つに分け、最初に5教科に絞って勉強して受験し、その後に残りの4教科を集中して学習しました。
学科合格後の実技試験については、対策を立てて練習を繰り返しました。
受験科目に言語と造形を選択しましたので、言語は自分の読みやすい台本を製作し、それを何度も読み暗記して、時間を計りながら実際に自分の子どもの前で手振りを付けた素話を披露したりもしました。
造形についても、過去問やインターネットの例題を使い、時間を計りながら何度も実際に書きました。
その際、登場させる人物や背景は数パターン用意しておき、それを常に使い回すことで時間短縮も図りました。
3. 昨年10月から保育士として勤務していますが、働き方や仕事内容など教えてください。
現在は未満児クラスの非常勤保育士として働いています。
8時15分から、16時15分までの勤務です。
仕事内容は、子ども達が遊んでいる時には怪我やトラブルが無いように見守りながら一緒に遊び、子どもそれぞれの発達に合わせたトイレへの声かけや援助を行っています。
給食やおやつの時間は声を掛けながら必要に応じて援助をし、教室を清潔に保てるよう随時掃除を行っています。
4. 保育士として働いてみてどんなことを感じていますか。
今まで自分の子どもの育児は行っていましたが、保育の現場での仕事は初めてでしたので、自分の子と接するのと、保育士として接するのでは気を付けるポイントや、関わり方が違うのだということを知りました。
子ども達の行動は予想外なことの連続で、それが1人2人ではないので、怪我をしないよう目を配ることが本当に大切であり、また大変なのだと感じました。
同じ学年の子どもでも、それぞれ性格や感性が全く異なるので、子どもによって響く言葉が違う、ということも感じます。
ただ、子ども達と過ごす時間はとても楽しく、毎日が充実しています。
新しい発想の遊び方を教わることも多く、子ども達といるからこその発見も多くあります。
初めて子ども達から名前を読んでもらえた時はとても嬉しかったです。
子どものお迎えの時間に合わせた勤務時間で採用していただけましたので、お迎えや帰宅後の家事に困ることなく日々を過ごせています。
非常勤保育士ということもあり、残業は無く、土日祝日もしっかり休ませていただけますし、急な子どもの体調不良等による欠勤にも対応いただけますので、大変助かっています。
保育園で毎日美味しい給食をいただけるので、そこから夕飯のヒントを貰うことも多く、子ども達が喜んで食べていた物は家庭でも作ってみたり、食べ合わせを真似してみたり、と、助けられることも多くあります。
6. これから保育士になろうという方に向けてメッセージをお願いします。
まだ保育士になったばかりですので偉そうなことは言えませんが、保育士は子ども達の笑顔から癒しとパワーを貰うことが出来る、とてもやり甲斐のあるお仕事だと感じています。
今は保育士が不足していることもあり、就職先は多数あるかと思いますので、自宅の近くで働くことも可能ですし、勤務時間についても、一般企業での勤務よりずっと幅広い働き方が出来ることも実感しています。
小さなお子さんを育てながらの勤務も無理無く出来ますので、育休明けの仕事としてもお勧め出来るのではないかと思います。