INTERVIEWS

林保育士(池田町:片山保育園)

5/25  林あき先生にインタビュー

1 保育士になって思い出深い感動的な出来事はありますか?

保育の仕事を続けてきた中で、心に残るうれしかった出来事は本当にたくさんありますが、その中でも特に印象的なことは、今年15歳になる長男をお腹に授かった時のことです。当時、私は4歳児の担任をしていて、初めての妊娠に幸せを感じながらも、体調がすぐれない日もあり、お休みをいただくこともありましたので、子どもたちにも話をすることにしました。エコーの写真を見せ、みんなも大切にお腹の中で育ててもらったこと、愛されて育ってきたことを話しました。
その日から、子どもたちは、お腹の中の赤ちゃんをとても大切にしてくれました。温かい気持ちで接してくれる姿、優しい表情は今でも忘れられません。
当時、4歳だった“きくぐみのみんな”も今年で21歳に。パパやママになって園に戻って来てくれる日も近いかもしれません。そんなことを思いながら楽しみに待っていようと思っています。

 

  

 

2 子どもと関わるうえで大事にしていることは何ですか?

子どもたちは幼いけど、人格を持った一人の「人」だということを意識しています。子どもたちは大人の所有物ではないですし、思い通りに動いてはくれません。ひとりひとりに感情があり、集団生活だからといろいろなことを我慢させてしまうのではなく、まずは片山保育園という場所が子どもたちにとって安心して過ごせる居場所であること、先生たちに愛されていると実感できるような関わり方を意識しています。
どの子も大事に育てられ、おうちの方は私たちに大切な宝物を託してくださっています。その責任は絶対に忘れないように、日々職員間でも確認しているところです。

  

3片山の保育園の特色を教えてください。

令和5年度4月に池田町の保育施設再編の方針を受け、新たに社会福祉法人市橋保育園が運営させていただくことになりました。
令和4年度まで、池田町の公立園だった片山保育園の良さを活かしつつ、新しく保育環境を整え、幼保連携型認定こども園になったことで職員体制も充実しています。
芝生がきれいな広い園庭は、毎日子どもたちが元気に走り回り、環境を整えた保育室では、今日も子どもたちが楽しく遊んでいます。恵まれた環境の中で、職員も子どもたちも楽しく元気に過ごせる園です。

  

4主任保育士として職場の人間関係(フォロー体制も含めて)で気を付けていることはありますか?

今は担任は持たず、フリーな立場で全体の保育に関わっていますが、数年前まで担任を持っていましたので、先生たちの気持ちに共感できることが多いと思います。
私自身、保育の中でやってみたいことや日々の心配なこと、わからないことをすぐに主幹先生や先輩保育教諭に相談できる環境だったので一人で抱え込むことがほとんどなく、安心して勤務することができました。今は、主幹保育教諭という立場になり、先生たちが安心して保育に専念できるよう努め、子どもたちと担任の先生両方の表情を見るようにしています。
また、先生たち一人ひとりの豊かな個性を大事にしています。素敵だなと思ったことはミーティングの場で全体に紹介して、自信を持って子どもたちの前に立てるよう、背中を押していけたらいいと思います。
保育の仕事をする上で最も大事なことは保育教諭がイキイキと元気に子どもたちに向き合えることだと思うので、先生たちが毎日、元気に出勤できるようサポートしていきたいと思います。

   

 

5保育士をめざす方にメッセージをお願いします。

保育は楽な仕事ではありません。でも、本当に奥が深く、ありきたりな言葉ですが、とっても幸せでやりがいのある職業です。私たちがたくさんの愛情を持ち、子どもたちに時間を費やしても、もしかしたら子どもたちの記憶には残らないかもしれません。ただ、その子の身体の一部に私たちと過ごした日々が刻まれていることは確かです。派手ではない職業ですが、子どもたちのために保育の仕事を選んでくださるお仲間ができたらうれしいです。
片山保育園ではリクルートの見学も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。お待ちしています。

片山保育園が子どもたちにとって安心して過ごせる場所で、保育教諭の皆さんんもイキイキと元気に向き合う姿が、写真からも伝わってきました。保育は奥が深く、やりがいのある職業ですね。これからも子どもたちにたくさんの愛情を注いでください。

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